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「片づけられない」劣等感を救ってくれたこの一冊。

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 片づけは得意ですか?

私は子供のころからとても苦手で、部屋は散らかり放題、探し物は見つからない。
SNSが今ほど普及していないあの時代。
他人との比較対象がなく、自分のヤバさに気づいていませんでした…。

結婚を機にスッキリに目覚め(させてもらい)、今ではすっかり自称シンプリスト。

それでも「片づけられない」劣等感ってどこかに残っているんですよね。
置きっぱなし、出しっぱなしの習性は当時のままですし。 

でもそれって脳のタイプが原因だった!?

「散らかりやすい人」「片づけが苦手と感じている人」には共通する脳のタイプがあるという。
片づけられない自分を責めるのではなく、どうすれば片づけができるようになるのか?

脳もデスクもスッキリ! スゴい片づけ  菅原 洋平を読んで、
腹落ちする部分が多く、よい学びになったので、忘れないように記します。

あなたの脳のタイプは?

脳のタイプには2種類。簡単なチェックリストがついています。

「同時系」…関連付け能力が秀でていて、目に見えないものをビジュアル化することが得意。
「継次系」…論理的思考に秀でていて、記憶に基づき情報を整理したり、順序だてて説明することが得意。

 片づけが苦手なタイプは「同時系」の人に多いとのこと。
枠にとらわれない自由な発想がある一方、直感で動くため作業が中断されやすい。
あっちこっちに思考が飛んでいくので、思いついたらすぐ行動。
作業をそのままにして、次に移っていくことが原因で散らかりを招くというもの。

そう!そうなんです!

ひとつの作業をしているときに、「あ!あれしたい!」「しなければ」と思ったときには、気がすまなくなってすぐに行動に移す。
また戻ってくるからそのままにしとこ。ってな感じで放置しちゃうんですよね…

それが散らかりの原因だったとは!
置きっぱなし、出しっぱなしも同じ原理だったんですね。

本書は同時系の人に向けての一冊。
とはいえ、そもそも継次系の人は片づけに悩むことはないんだろうなぁ。

どうしたらいいの?

同時系脳タイプの片づけ方法は、

①「思いつきで動くクセ」を上手にコントロールする
成果を「見える化」したり、「見た目」重視で整理すると◎ 

次のひらめきで別の作業に移行、あちこち動いて各所が散らかる場合は、
次の作業に移る前に一旦完了させることがポイント。

たとえば、ノートを書いていて、別のアイデアを思いついたとき、
・ペンのキャップをしめる
・ペン立てにしまう
・ノートを片づける この一連作業を必ず行う。

脱いだあとは靴をそろえる
バッグの口をしめる
リモコンをもとの位置にもどす
食べたらお皿を洗ってふく なども同じ。

片づけ行動を身につけるために、ひとつずつの動作を完了するクセをつける。
これを意識的に継続できれば、散らかりを防ぐことができそうです。

また、ビジュアルで管理することも得意なので、
見ていてうれしくなるような収納、アイデアがわくような美しい収納、などを重視すると良いとのこと。

見た目が大切なので、成果の見える化をしたり、
作業に集中している自分!を演出すると、気分が盛り上がるそう。

このあたりも納得!

救われることば

「自分は片づけが苦手だ…」のコンプレックスを救ってくれるうれしいことばがたくさんありました。

・「また片づけられなかった」「 自分はダメだ」
こんな罪悪感をしょいこまないためにも、「 要領よくいいとこ取りして、あとは自分流に楽しくアレンジ!」 を心掛けると断然うまくいきます。

両者に優劣はなく、強みに違いがあるだけです。

・散らかるのは、何かの能力が欠けているからではありません。
散らかることは、関連付け能力の反作用なのです。
いわば、関連付け能力の誤用です。ですから、関連付け能力を正しく使いこなす術を身に付けられれば、 片づけに悩むことはなくなります。

 

菅原 洋平. 脳もデスクも超スッキリ!スゴい片づけ 

論理的に説明したり、考えたり、きちんとできなかったり。
そういうことができる人が勝っているんだなぁ。っていうコンプレックスが心のどこかにありました。

でもそれは「隣の芝生は青く見える」ことかもしれません。
自分にないものを持っているからといって、優劣を感じる必要はなく、
むしろその武器も手に入れることができたら、自分って最強じゃん!と、
本書を読んで、そんな前向きな気持ちを手に入れることができました。 

おわりに

具体的な片づけ方法のレクチャーというよりは、
脳の特徴をうまく利用した片づけへの「対処法」についての指南書。
片づける目的を置き換える、行動の省エネ化、量のエビデンスをつくる。
片づけがぐーんとはかどる「9ブロックタスク」など、同時系の自分には刺さる方法がたくさんありました。


片づけられない悩みを感じている方は読んでみて損のない一冊だと思います。

 
最後までお読みいただきありがとうございました。